歌集 晴れ上がり
どんな本?
君の記す数式たちが遠い星に引き寄せられてノート羽ばたく
遺伝子は胸の迷路の設計図わが気管支の果てなき分岐
目に届くころには過去になつてゐる君の光に手を振り返す
など有名雑誌掲載作品を含む310首を収録
目次
春の濃度を/晴れ上がり(本阿弥書店「歌壇」2023年5月号寄稿作品)/青と藍/動点Pの冒険(角川文化振興財団「短歌」2022年11月号掲載作品)/偏食のルビー(「歌壇」2023年2月号掲載)/淡雪の指揮者/海月になるまえは/涙の電解/流星と勲章/summerly(「短歌」2022年8月号掲載作品)/コペルニクス的な
著者はどんな人?
二〇〇一年生。奈良県出身・在住。二〇一三年ごろ短歌を始める。
第1回 U25短歌選手権 選者賞、第68回 角川短歌賞 佳作、第34回・35回 歌壇賞 候補作。
学生短歌会「京大短歌」所属。京都大学大学院在籍中。